土星の諸元
ダイナミックな大気の運動
神秘的な土星の輪
土星の輪はどうしてできたか
濃い大気をもつ衛星タイタン
その他の衛星
土星のデータ
土星(Saturn)  
神秘的な土星の輪
土星の輪は神秘的な美しさをもっています。1枚の円盤のように見えますが、実際は無数の細い輪が集ったものです。輪の厚みはかつて1km程度と考えられていましたが、ボイジャー探査機の観測によって、わずか数10mしかないことがわかりました。

地上からの観測で、土星の輪は3つに分かれることがわかっており、外側からAリング、Bリング、Cリングと名づけられていました。AリングとBリングの間にはすき間があり、カッシーニの間隙(かんげき)とよばれています。またAリングの内部にもすき間があり、エンケの間隙とよばれています。

ボイジャー探査機によって、Cリングの内側にさらにうすい輪があることがわかり、Dリングと名づけられました。また、Aリングの外側にはFリング、Gリング、 Eリングが発見されました。Fリングはひものように細い輪です。Gリングと Eリングもかすかなうすい輪で、Eリングは土星の中心から40万km以上の空間にまで広がっています。
土星の輪の大部分は、氷のかけらでできています。全体の99%が氷で、残りの1%が岩石のかけらです。A、B、Cリングを構成している粒子のサイズはほとんどが直径1cmから10mの範囲にあります。D、E、Gリングはもっと小さなミクロンサイズの粒子からなっています。

ボイジャー2号が撮影した土星の輪
ボイジャー2号が撮影した土星の輪です。輪の構造がよく見えています。
(写真:NASA)
カッシーニ探査機が撮影した土星の輪の写真を、複雑な構造を明らかにするためにコンピューター処理したものです。土星の輪が平べったい円盤ではなく、細いリングの集合体であることがよくわかります。
(写真:NASA)
カッシーニ探査機が撮影した土星の輪
土星の赤道面が公転面から約27度傾いているためにおこる輪の見え方の変化
土星の赤道面が公転面から約27度傾いているためにおこる輪の見え方の変化を、ハッブル宇宙望遠鏡が1年ごとにとらえたものです。一番下が1996年の土星、一番上は2000年の土星です。土星の北半球は冬に、南半球は夏に向かっています。
(写真:NASA/STScI)
土星中心からの距離
Dリング
67,000km
7,500km
Cリング
74,500km
17,500km
Bリング
92,000km
25,500km
Aリング
122,200km
14,600km
Fリング
140,210km
30〜500km
Gリング 
165,800km
8,000km
Eリング
180,000km
300,000km